純愛♡ごっこ
 

「なに泣いてんねん。あほか。つか、チビ、どこや?」


「新生児室‥。」


赤ちゃんが見たいと言う彼と、新生児室に向かった。


『高原ベビー』


男の子は、水色の紙に名前と出生時間と身長、体重が記入されていて、女の子はピンク色の紙だった。


あたしの赤ちゃんは、スヤスヤ眠っていた。

まるで、天使のように愛らしい寝顔で‥。


「オトコマエやんけ♪俺似ちゃう?」


「‥ん、そかな?」


赤ちゃんを見た途端、シンの機嫌が直り、あたしも少しキモチを持ち直した。


 
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