純愛♡ごっこ
 

“子供が生まれたら、真面目になる”


その言葉を信じて彼のワガママを受け入れ、我慢もして来た。

けれど、なんにも変わらなかった。


夜遊び、ギャンブル、束縛、そして、強制的なsex‥。

シンの横暴は止まらない。


あたしは、空羅を可愛がることで、日々の不満を胸の中に抑え込んでいた。


「夕凪、来いや。」


ベッドの中から、シンが呼ぶ。

あたしは、彼のそんな欲求に嫌悪を感じるようになっていた。



自分は好き勝手してるくせに‥



「ソラのオムツ変えるから、待って。」


「ソラが寝てからじゃないと無理。」


空羅を理由に、度々、彼の要求から逃げるようになっていて‥。


 
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