純愛♡ごっこ
「子育てって大変やもん。疲れて寝てしまっただけやん!なんで分かってくれへんの!?」
あたしは、怒鳴り返した。
「オレを優先させろ!」
「無理!てか、二人でソラを大切にしようよ!ソラを一番に考えてよ!」
「ソラ、ソラって、ウルサいんじゃ!!」
シンは、あたしを殴りつけ、倒れたあたしに馬乗りになった。
そして、何度もあたしを殴り、髪を掴んで床に頭を打ち付けた。
─ また、始まった‥
だけど、もう、あたしの中に別人格はいない。
誰も助けてはくれない。
あたしは、抵抗しなかった。