純愛♡ごっこ
もぉ、どーにでもしたらイイやん‥
“ヤらせろ、ヤらせろ”って、コイツにはプライドが無いん?
殴られながら、そんなことを考える。
口の中に血の味が広がる。
「オマエ、サンドバッグみたいやな。」
吐き捨てるように言って、シンは、あたしの上から降りた。
「それで終わり?もぉ気ィ済んだん?」
あたしはワザとニッコリ笑った。
シンは、ギョッとした表情を見せた。
あとは、お決まりのパターン。
反省したとシンが謝って、あたしは、それを許す。
─ 滅茶苦茶だ‥
もぉ、ウンザリや‥