純愛♡ごっこ
一体、何をされて気絶したのか、全く思い出せない。
あたしは、恐怖を感じていた。
─ コンドは‥ユーナが‥マモル番ダヨ‥ ─
自分の子を‥
空羅を守らなきゃ‥
ここから逃げなきゃ‥
次は冗談じゃ無く、殺されるかもしれない‥
時計を見た。
時間は、午前4時。
シンが仕事に行くまで、あと二時間半。
シンが仕事に行ったら、この家を出よう‥
そう思った時だった。
「夕凪、頼む!許してくれ!出会い系で知り合ったオンナや!遊びやねん!」
突然、シンは土下座をした。