純愛♡ごっこ
 

きっと信じてくれない。

きっと分かってくれない。


最初から諦めていた。


だけど、話せば分かってくれるかも知れない。


一婁の望みを託し、過去に受けた虐待を、彼に打ち明けた。


「‥だから、無理矢理とかイヤやし、暴力もイヤやねん‥。」


なのに‥、


「そのオヤジにはヤらせて、俺には拒否んのか?」


シンは自分のことしか考えられない人間だと、改めて思い知る結果になっただけ。


「シバかれたく無かったら脱げや!!汚れ!」



こんな屈辱を受けるくらいなら、死んだ方がマシや‥



ココロでは、そう強く感じているのに‥。


 
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