純愛♡ごっこ
 

10分待っても20分待っても、返事は無かった。



やっぱ、寝てるよね‥

困ったら呼べなんて、カッコイこと言ったって、所詮は、正義のヒーローみたいなワケにはいかないんや‥



投げやりなキモチで、再度、陸の掲示板に接続し、


『あほ』


と、溢れそうな涙を堪え書き込んだ。


その瞬間だった。



── ピンポーン

   ピンポーン



インターホンのチャイムが家の中に鳴り響き、ドンドンと玄関ドアが激しく叩かれたのは‥。


 
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