純愛♡ごっこ
 

「はよ♪ユーナ、もぉ起きてたん?」


あたしは陸に頷いた。


「リク、顔洗ったら、ご飯食べてね。」


まりんさんが陸を促した。


あたしと陸が食卓に着くと、彼女は、空羅と琉璃ちゃんの子守をすると言って、リビングに戻った。


テーブルの向こうから、陸があたしの顔を見つめた。

そして


「ユーナ、泣いてた?」


と、訊いた。


「泣くワケ無いやん♪」


あたしは、無理に笑顔を作った。


 
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