純愛♡ごっこ
翌日の朝、再度マミに空羅を預け、ひとりで元の住居を訪れた。
奈月は仕事だったし、タッキーに付き合って貰うのも連チャンだから気が引けた。
平日だから留守のはず。
なのに、玄関ドアを開けると、中に人が居る気配がした。
─ 仕事休んだんかな?
少し迷ったけど
「あたしやけど、いてるん?」
奥に向かって声を掛けた。
また暴れ出すかもしれない。
だから、念のためドアは開け放していた。
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