純愛♡ごっこ
まさか、シンに惚れてたなんてことは無いよね‥
ママさんは、どう見たって、あたしの母親くらいの年齢やもん‥
気のせいだったのかな‥?
気になりながらも、あたしは構わず食事をし、シンと、お喋りをした。
昼時だから、お客さんも多くて、ママさんと話す機会も無くて‥。
「じゃ、行こか。」
「うん。ごちそうさま。」
食事を済ませ、あたし達は、席を立ちレジに向かった。
精算を済ませるシンの横で、ガラス張りの壁に滴る雨の雫を見つめる。
「ユーナ、行くぞ。」
「あ、うん。」
シンが喫茶店のドアを開けた時、ママさんは彼に声を掛けた。