純愛♡ごっこ
あたしは、タッキーのアパートの前にいた。
奈月にメールをしたら、彼の家にいると返事があったんだ。
シンの友人が住んでいるから訪れることを避けていたけど、もう関係無い。
階段を上がり、部屋のドアをノックする。
「いらっしゃい♪」
部屋に入ると、朝方まで仕事をしていたタッキーは眠っていた。
彼が眠る横で、奈月にシンのことを話した。
話している内に、段々とココロの整理が付いて来る。
あたしは、何故かスッキリしていた。
「もぉ、諦めついた!これからは、あたしひとりでソラを守るって決めた♪」
「うん。早めに分かって良かったやん!一年後にやり直したけど、あかんかった‥じゃ、笑えへんもんね。」
あたしは、奈月に頷いた。