純愛♡ごっこ
オヤスミ前のミルクを飲んだ空羅は、オシャブリをクチュクチュ鳴らしながら眠ってしまう。
《天使のような‥》
そんな形容詞がピッタリの愛らしい寝顔は、どんなに見ていても飽きることが無い。
あたしは、空羅を、ずっと見ていた。
空羅には特技があって、上下逆さまにオシャブリを口に入れると、クルンと舌で元通りに戻せるんだ。
それが可愛くて、時々、オシャブリを逆さまにしては、空羅のちっちゃな口に入れた。
眠りに就いた空羅の横で、あたしはケータイを開いた。
そして、待っているだろう陸に書き込みをした。