純愛♡ごっこ
『ソラ眠ったょ
なんか用アリ?』
なんだかウキウキしたキモチで、送信キーを押した。
仕事を始めてから、毎日がバタバタで息つく暇も無いほどだった。
奈月やマミとのメールも、おざなりになっていたけど‥。
あたしは、陸と話せることが嬉しかった。
彼からの返事は、直ぐに届いた。
あたしは、自分の掲示板を開き確認した。
予想外の文字が目に飛び込んで来る。
DOKIDOKIと、心臓が不協和音を奏で出す。
あたしは、返事を躊躇った。
『逢いたい』
そう書き込んで来た陸に‥。