純愛♡ごっこ
「いきなりやけど、本題ナ。」
そう言って、陸は
「てか、ユーナ。ここ座って♪」
と、二人掛けソファの空いているスペースを、トントンと手のひらで叩いた。
「え?」
少し迷ったけど
「ンなに、近くなくてイイやん‥。」
あたしはテーブルを挟んだ床に、陸と向かい合わせに座った。
なんだか、とても落ち着かない。
そんなキモチを悟られたくなくて、平静を装った。
「で?伝えたいことって?」
陸は、あたしの目を見つめて微笑んで
「ずっと、すきでした。」
と、言った。