純愛♡ごっこ
陸のペンダントトップに、あたしのスペードがピタリとハマった。
「ずっと、一緒に戦ってたし。オレ‥。」
陸はそう言って、優しい目であたしを見つめる。
すぐ目の前に接近している彼が見れなくて、あたしは俯いた。
息をするのがやっとなくらい、胸がDOKIDOKIしている。
とても切なくなった。
「ユーナ‥、最後まで聞いてくれる?」
「え?」
「オレの話‥。」
あたしは小さく頷いた。
陸は、ペンダントトップから指を離して、静かに語り出した。
今までの彼の想いを‥。