純愛♡ごっこ
 

陸は、ポンポンと、あたしの頭を軽く叩いた。


「関係無いし。オレには、ユーナが年下に見えてる。歳なんて数字の上だけのことじゃん。中味の年齢やったら、オレのが全ッ然、上だし。」


「違うし。ガキンチョ。」


認めないあたしの頬に、陸の指が触れる。

優しいキモチが、ココロに伝わって来るのに‥。


「ユーナは22になんか見えねーもん。オレ、初めて見た時タメかと思ったし。」


「うそ‥。」


「歳なんか気にすんな。ユーナがオレをすきならダイジョウブ♪」



─ あたしが陸をすきなら‥


  ダイジョウブなの‥?


 
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