純愛♡ごっこ
例年より梅雨明けが早かったのか、7月に入った途端、天気の良い日が続いていた。
その日もいつものように、あたしは早起きをして、洗濯物を干した。
朝の光が差し込む小さなベランダに、所狭しと洗濯物を干していく。
あたしは、シアワセだった。
頻繁に逢えなくても、陸とあたしのココロは繋がっている。
陸は、メールで電話で、毎日そのことを感じさせてくれる。
まだkissより先には進んでいなかったけど、それでも満足だった。
「ソラ、起っきして。保育所に行くよ。用意しよぉね♪」
空羅の小さな口元に、kissをして起こす。
そして、異変を感じた。