純愛♡ごっこ
「ま、さっきのは保留ナ。オレ、シャワーして来る。今日、泊まってイイ?」
「うん。待ってる。」
告白された夜から、陸がこの部屋に泊まるのは、今日が三度目。
シャワーを済ませた彼と、シングルベッドに寝転んで、テレビを見ていた。
「ユーナ、今日って何日?」
「7月‥、7日?七夕やん!」
空羅と自分の発熱で、すっかり忘れていたけど‥。
「当たり。七夕に会えて良かったナ♪てか、明日で終わりや。」
「なにが?」
「期末テスト。」
「え?テスト中?だったら、帰って勉強したら?」
「テストより、ユーナのが大事だし♪」
陸は、あたしの手を取って指を絡めた。