純愛♡ごっこ
照明を消した部屋には、テレビの明かりだけが壁にチカチカと反射している。
空羅となら余裕のベッドも、陸となら、ピッタリと寄り添うことになる。
あたしは、やっぱりDOKIDOKIしていた。
「今日は、ユーナを独り占め出来るナ♪いつもは、ソラと半分こやから。」
「しかも、リク、ソファで寝てるし♪」
「なんか、オレってイタい子?」
「イタくにゃい♪」
「てか、三人で寝れるデカいベッド買う?」
「部屋、小さいのに。部屋がベッドで埋まるやん♪」
他愛無い会話も、陸となら楽しい。
あたしは繋いだ陸の手に、チュッてkissをした。