純愛♡ごっこ
 

「舐めて。」


陸は絡めた指を離して、人差し指をあたしの唇に充てた。

あたしは、その指をペロッと舐めた。


指先が唇を押し分け、口の中に入って来る。

あたしは舌で、彼の指を転がすように舐めた。


「ユーナの舌、キモチイ‥。」


陸は囁いて、あたしの唇の端にkissをした。

その瞬間、あたしの胸は、キュンと軋んだ。


「すき?」


陸が訊いた。

あたしは、彼の目を見つめて頷いた。


陸は、あたしの口から指を離すと、もう一度、kissをした。


彼の唇が首筋へと移行する。

彼の手が、あたしの服を脱がせていく。


だけど、もう迷いは無かった。


 
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