純愛♡ごっこ
静かな部屋に音楽が鳴り響き、陸とあたしは同時に目覚めた。
「おはよ‥。ねむ‥。」
「ん、はよ。てか、帰んないと。太陽がオレを呼んでるからナ。」
ケータイのアラームを止めて、陸は起き上がる。
「うん、テストやもんね。」
まだ寝ぼけた頭で、あたしは答えた。
陸は、あたしの唇にチュッてkissをして
「ユーナ、可愛い♪」
小さな子供みたいに無邪気な笑顔を見せた。
数分後、手早く用意を済ませた彼を玄関先で見送る。
「いってらっしゃい♪」
「昼まで寝てろよ。姉ちゃんには言っとくし。」
「うん。ありがと。てか、風邪、リクにうつったかも‥。」
「ダイジョウブ。心配しなくてイイし。じゃ♪」
いってきますのkissをして、陸は家を出た。