純愛♡ごっこ
「リクってモテる?」
「どぉでしょぉ?」
「答えてよ!」
「分かんね。てか、ンなこと、どぉでも関係無いし。オレは、ユーナがすきなんやから。」
「あー!今、モテるって認めたやん!」
「認めてない♪」
「認めたし!」
「てか、勝手に決めつけてスネんなよ。可愛いナ♪」
「可愛くないもんっ。」
ヤキモチを妬いて、グダグダと絡むあたし。
「ユーナ、不安?」
陸は、優しい声で訊く。
「うん。不安‥。」
あたしは、素直に頷く。
「ユーナがオレをすきなら、ダイジョウブ♪」
あたしが不安になる度に、陸は決まってそう言った。