純愛♡ごっこ
 

「スネてるユーナも可愛い♪ユーナの主成分て、可愛さで出来てるよナ♪」


「出来てない。」


「出来てるし♪鏡、見てみろよ。さっきのヤツらなんか、足元にも及ばねーし。」



─ さっきの‥



“リクのお姉さん”



また、あたしの脳裏に、その言葉が過ぎった。


「あたし、リクのお姉さんやもん‥。」



言いたくなかったのに‥



「ユーナは、オレのカノジョだし。」



こんなことで、トラブったりしたくなかったのに‥



「んでも、あの子達には、そぉ見えてたもん!!」


あたしは、堪え切れずに泣いていた。


 
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