純愛♡ごっこ
「アイツらも言ってたじゃん。赤ちゃんいるから‥って。アイツら、姉ちゃんに子供がいること知ってっからナ。」
「でも‥。」
「ユーナが年上に見えてたワケじゃない。てか、見えないし。」
「見えるもん。」
「見えてないって。それに、ンなこと気にしなくて良くね?誰がなんて言ったって、オレのキモチを信じてくださいっ♪」
陸のキモチを‥?
あたしが陸を信じていれば、それでイイこと‥
他は関係無い‥
少しずつ、固まりかけていたココロが柔らかさを取り戻す。
荒れていたキモチに、穏やかな凪が訪れる。
あたしは、微笑むことが出来た。
「うん。リクだけ信じてる。」
「良かった。オレ、ヒヤヒヤしたし。」
陸は、あたしを抱きしめて、優しくkissをした。
掴まり立ちが出来るようになっている空羅が、あたしの足にしがみついた。