純愛♡ごっこ
 

“ユーナちゃんは、陸ちゃんの通過点‥”


“今は本気でも、その内、浮気されまくる‥”



勝手に言ってればイイ‥

あたしは、陸のキモチを信じてるもん‥



だけど、不安で‥。

無性に逢いたくて‥。


顔を見れば、安心出来そうな気がして‥。


通り掛かったタクシーを拾い、陸のバイト先に向かった。


「すぐに戻るから、待っててください。」


タクシーを駐車場で待たせ、コンビニに入る。

レジには陸の姿は無く、あたしは店内を見渡した。


「ユカ、手伝えって♪」



─ え‥?



聞き慣れた声に振り向いた時、陸が瞳に映った。

その瞬間、心臓が凍り付くのを感じた。


 
< 538 / 666 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop