純愛♡ごっこ
 

「ごめんって!怒るなよ。」


シンは飛び起きると、後ろからあたしを抱きしめた。



─ やっぱ別れよ‥



ココロのどこかでは、そう思っているのに‥。


「すきやねん。ユーナ。メチャメチャ大事やねんで‥。」


耳元で囁かれ、頷く自分がいる。


「な、えっちしよ。」


「あかんよ。シン、仕事やん。時間‥。」


「仕事なんかえーねん。」


「イヤやって‥。」


こんな酷い青痣を作られた上にそれを笑われて、抱かれたいとは思えない。


なのに、シンは強引に、あたしをベッドに押し倒した。


 
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