純愛♡ごっこ
 

「ごめん‥。でも‥、さっきの、めッちゃ面白かったねん‥。」


まだ笑いを抑えられずにいると、陸は、ちょっぴり怒った顔をした。


「お仕置きやナ。」


「えっ?ちょ‥。」


半ば強引に、あたしのキャミを脱がせて、彼は胸元に唇をつけた。


「ヤメて!リク、くすぐったいやん!てか、痛いッ!」


抵抗するあたしの手を、陸が押さえる。

顔を上げた陸は、悪戯っ子みたいな笑みで


「愛のシルシ♪」


って、言った。


あたしの胸元には、赤紫の痕。

陸のkiss markが、くっきりと付いていた。


「お返し♪」


あたしも、陸のシャツを捲り上げた。

そして、次々とkissの痕をつけたんだ。


あたしと陸の胸元に光る、スペードのカタチに‥。


 
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