純愛♡ごっこ
「きっと、ソイツは神の裁きを受けて、人の何千倍も苦しんで後悔して死んだ‥。そう思っていようよ。」
─ 陸‥
「悪いことするヤツがマトモな死に方なんて、出来るワケが無いもんナ。」
─ ねぇ‥
「ソイツを許せとか、過去を忘れろなんて言わない。けど、思い出せないくらい、オレはユーナに笑顔を作るから‥。今までユーナが苦しんで来た何万倍も、オレはユーナをシアワセにする。今よりもっと、ユーナとソラをシアワセにするから‥。」
─ 涙が止まらないよ‥
「だから‥、ユーナは今のまま、綺麗なままでいろよ‥。な?」
陸は、泣き続けるあたしの背に、そっと手のひらを当てた。