純愛♡ごっこ
「あれ?今日は素直じゃん。」
陸が笑った。
「素直じゃないし♪」
あたしも笑った。
次々と咲き乱れる花火に、空羅は釘付けになっている。
少しして、奈月とタッキーがやって来た。
「先輩♪こっち!」
「遅れてゴメン!」
「ユーナ、久しぶりィ♪ソラくんも♪」
「久しぶりやん。あ、奈月の浴衣、可愛い♪」
彼らと合流し、あたし達は他愛ない会話を楽しみながら、また花火を見ていた。
「そぉ言えば、ユーナちゃん。リク、この前、死にかけてたで♪」
タッキーが可笑しそう表情で含み笑いをした。