純愛♡ごっこ
 

「綿菓子、食べたいな♪」


「あたしも♪」


あたし達は、出店が立ち並ぶ場所に移動した。

そして、奈月とあたしは綿菓子を、タッキーと陸は、かき氷を買った。


「ソラにもやるから待てって。食いしんぼやナ♪」


かき氷のストローに手を伸ばす空羅。

陸は急いで、イチゴシロップのたっぷり掛かった氷を、


「あ~んして、ソラ。」


って、空羅の口に入れた。

空羅は満足そうに舌を鳴らした。


「ユーナ、あ~んは?」


「え?あたし?」


「そ、あ~んして♪」


「あ~‥」


あたしの口の中にも、甘酸っぱいイチゴ味が広がった。


 
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