純愛♡ごっこ
伝い歩きが出来るようになった空羅は、目が離せない。
サークル型のベビーベッドをレンタルし、その中に買って来たベビー布団を敷いた。
「ソラの小さなお部屋が出来たね♪」
あたしが家事をしている間、空羅はベッドの中で遊ぶ。
時々、遊びながら、そのまま眠っていることもあった。
「よく寝てるナ♪」
バイトを終えて訪れた陸がベッドを覗き込む。
「じゃ、ユーナ。今のうちにイチャイチャしよ♪て、ダメ?」
本気とも冗談ともつかないことを言って、彼は、あたしを抱きしめる。
「あほやな。リクは。」
言葉では、そう言いながらも、ココロは、いつだって陸を求めていて‥。
熱いくちづけの後、あたし達は、いつものように愛し合った。