純愛♡ごっこ
「依存?」
腕枕をして、陸が訊いた。
「うん。あたし、リクに甘えてるみたいな気がして‥。」
彼の指を弄びながら、あたしは答えた。
陸は、ココロの支えになってくれている。
あたしを愛してくれている。
けれど、ホントに、これでイイのかと思うと憂鬱だった。
あたしと関わることで、彼のあらゆる可能性を秘めた未来を、壊してしまうかもしれない‥。
陸に無理をさせているかもしれない‥。
そのことが、気掛かりになっていた。