純愛♡ごっこ
 

「オヤスミ、ソラ‥。」


スヤスヤ眠る空羅の口元に、そっとkissをした。



─ コンドは‥ユーナが‥守ル番ダヨ‥ ─



《ソラ》は、最後の言葉を残し、あたしの中から消えたけど‥

空羅になって、あたしを守ってくれたんだ‥


そして、陸は‥


あたしと空羅を守ってくれる‥

ココロから、大切に思ってくれている‥



振り返ると、空羅の一歳のバースデイケーキの残りを、陸が頬張っていて‥、


「リク、ほっぺに生クリーム付いてるやん♪」


「ん?」


あたしの胸には、イッパイのシアワセが広がっていた。


 
< 627 / 666 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop