純愛♡ごっこ
真っ赤なTボードに、陸の瞳が輝く。
「スッゲ!チョー嬉しいんやけど!」
上から下から側面から、陸はTボードを眺めている。
そんな彼の仕草を、くすぐったいキモチで見ていた。
「ソラには今夜、サンタさんが来るからね♪」
Tボードに手を伸ばす空羅を抱き上げて、あたしは空羅のほっぺにkissをした。
「ユーナ、駅前行こ!試したい!」
「え?今から?だって、明日‥。」
「ちょっとだけやから、オネガイ!」
陸の可愛いワガママに、あたしは仕方なく頷いた。