純愛♡ごっこ
 

「はい??」


さっきまでの哀しいキモチが、一瞬にして揮発した。

あたしは、思い切り吹き出した。


「つーか、笑うなよ。」


恭介がスネる。


「ジョーダンキツいねん!てか、寝言は寝て言えって♪」


小6からずっと遊んで来た彼を、恋愛の対象として見ていない。

突然の告白に、あたしは笑いが止まらなくなった。


「マジ、ウケるし♪」


「あほ、本気じゃ!」


笑い飛ばすあたしに、恭介は、真剣な顔で言ったけど‥。


「無理!無理!恭介なんか“out of 眼中”やん。キョーミにゃいにゃい♪」


あたしは、軽くあしらった。


 
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