純愛♡ごっこ
陸が着地すると同時
「うわ゙ーッ!」
シンは、アスファルトに吹っ飛んだ。
ザザーッとボードにブレーキを掛けて、陸は
「危ないっつったじゃん‥。」
と、呆れ声で言った。
「ユーナ、帰ろ♪」
片足でTボードを立て、陸が微笑む。
あたしは、まだ落ち着かない胸で
「うん。」
って、頷いた。
「次、ユーナに絡んだら、こんなんじゃ済ませねーからナ。」
路面に倒れているシンに告げ、陸は、あたしの肩を抱き寄せた。