純愛♡ごっこ
 

男と女の間に友情は生まれない。

あたしは、そう思っている。


だから、いつか恭介が、こんなこと言い出すような気もしていたんだ。


恭介のあたしを見る目は、他の女の子を見る目とは違う。

それは、薄々感じていた。


毎晩、あたしに付き合ってくれているのも、そのせいだって、そう思っていた。


だけど、あたしは恭介に対して、恋愛感情は無かった。


無かったんじゃ無い。

抑えていたのかもしれない。


マミが恭介をすきだと知っていたから‥。



「恭介、朝まで遊ぼ♪」


あたしは、ジャングルジムを降りた。


 
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