純愛♡ごっこ
友達でも恋人でも無い関係は、暫く続いた。
学校の中やマミがいる時、あたし達は、お互いを意識しながらも避け合うようになった。
けれど、家に帰るとメールをし合って、あたしが恭介の家に行ったり、公園で話したり‥。
そんな風に毎日を過ごしていた。
相変わらず、恭介に気のないフリをしながら、だけど、少しずつココロが揺れ動くのを、あたしは感じていて‥。
「な、ユーナ。付き合ってや。」
「イヤや。てか、ブランコ押してよ。子供みたいに♪」
「しゃーないなァ。」
マミには悪いと思いながらも、恭介をすきになっていく自分を、なんとなく感じていた。