純愛♡ごっこ
 

同じように、あたしも体を起こしてベッドに座った。


フレアータイプのミニスカが、ヤバいくらいにずり上がっている。

和樹の視線を無視して、あたしはスカートの裾を整えた。



─ マセガキ‥



「マジ、焦るっちゅーねん。カズ、熱でもあるん?」


からかうあたしを、和樹は真剣な目で見つめる。


「オレ、ユーナちゃんがすきやねん!兄ちゃんなんかヤメとけ。アイツ、タラしやで!オレにしとけよ。」


「あほやな。なんで中坊と付き合わなあかんの?イヤやし。」


「でも、オレの元カノ、ユーナちゃんより年上やで!ソープのオンナやった。オレ、えっちも上手いねん♪」



─ は?



「どんだけマセガキやねん‥。あたし、帰るわ。」


呆れ果ててベッドを降りた時、和樹は後ろから抱き付いてきた。


 
< 75 / 666 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop