純愛♡ごっこ
同じように、あたしも体を起こしてベッドに座った。
フレアータイプのミニスカが、ヤバいくらいにずり上がっている。
和樹の視線を無視して、あたしはスカートの裾を整えた。
─ マセガキ‥
「マジ、焦るっちゅーねん。カズ、熱でもあるん?」
からかうあたしを、和樹は真剣な目で見つめる。
「オレ、ユーナちゃんがすきやねん!兄ちゃんなんかヤメとけ。アイツ、タラしやで!オレにしとけよ。」
「あほやな。なんで中坊と付き合わなあかんの?イヤやし。」
「でも、オレの元カノ、ユーナちゃんより年上やで!ソープのオンナやった。オレ、えっちも上手いねん♪」
─ は?
「どんだけマセガキやねん‥。あたし、帰るわ。」
呆れ果ててベッドを降りた時、和樹は後ろから抱き付いてきた。