純愛♡ごっこ
 

向かった先は、奈月の友人が働いているBoy's Bar。

店には、三人の従業員がいた。


「おー!奈月ちゃんやん!オヒサァ!」


「久しぶりやから安くしてな♪ゆーても、車やからお酒は飲まへんけど。」


「えーっ!なにそれ~!」


「可愛い子、連れて来たってんからイイやん♪あたし、烏龍茶!ユーナは?」


「ん‥、あたしもウーロンで‥。」


「ハイッ!烏龍茶、二つヨロ~!!」


「はいよー!ウーロン二丁!」


やたらとテンションの高い男の子達に圧倒されながらも、久しぶりの夜遊びに、あたしの胸は弾んでいた。


 
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