純愛♡ごっこ
目覚めたら、隣でシンが眠っていた。
時間を確認すると、午後12時を少しだけ過ぎていた。
─ 気付いて無いんかな?
良かった‥
てか、ごめん!
また我慢するからね‥
ちょっぴりの罪悪感と遊びに行けた満足感を感じつつ、シンの寝顔にkissをして、そっとベッドから抜け出した。
突然、あたしのケータイが大きな音を立て、着うたを奏でた。
─ 誰?
全く見知らぬ番号がディスプレイに表示されている。
出ようかどうしようか躊躇ったものの、鳴り止まない着うたで、シンを起こしたくは無い。
あたしは、已むなく通話キーを押した。