純愛♡ごっこ
「来いや。」
不機嫌なままで、シンが呼ぶ。
言われなくても、カラダを求められると分かる。
あたしは、首を横に振った。
「来いってゆーてるやろ!」
「イヤや‥。」
理不尽な決め事を押し付けられて、そんな気分になれない。
なのに、
「オマエ、オトコ出来たんか?」
ベッドから降りたシンは、あたしの腕を掴んだ。
そして、怖い顔で睨み付け
「夕凪、オマエ、俺が麻雀行ってる間に、他のオトコにヤらせたんちゃうやろな?」
ドスの利いた低い声で、唸るように訊いた。