運命の、その場所で
夢
次の日…
「おはようユキ~!」
「おはよう」
いつものようにナチはバス停で待っていた。
少し小走りでナチのところまで行き、昨日のことを謝った。
「昨日はゴメンね?
起こそうか迷ったけど、ナチ気持ちよさそうに寝てたから…。」
「あ~…最近寝てなかったからさ~。」
寒さに震えながらも、軽く笑って私を許してくれる
そんなナチを直視することができない…
昨日いろいろ聞いたことが頭の中でぐるぐる回ってて…
「ナチは…」
そこまで言って、言葉につまってしまった。
「ん?俺が??」
「…ナチは、ミナのことまだ好き?」