運命の、その場所で


「お祝いミスタ~しよう!」


私たちは、ミスドへ移動した。


いつものお店とは少し違うけど、やっぱりミスドといえばカフェオレ!


「ナチねー、昔男はブラックって言ってたのにカフェオレしか飲んでるのみたことないんだ~」

少し笑いながらヒカルに言うと、飲んでいたコーヒーを噴出しそうな感じになった。


「ブッ…」

「大丈夫?!」

机の上にあった紙ナフキンを取って、ヒカルに渡した。

「ごめん・・・大丈夫、セーフ!」

「汚ね~。」

得意げな目でナチはヒカルを見下ろした。

「もー、ナチ!セーフなんだからいいじゃんか!」

「アウト!」

ヒカルはいきなり言い出したから、私は驚いた。


「アウト?」

少しクビをかしげてヒカルに聞くと、ちょっと笑いながら暴露した

「コイツ、苦いの嫌いだよ?ブラック飲めないんだ~な?ナチ?」

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