運命の、その場所で



―朝...

バスに乗り込む前に気付いた...






彼が来ることを私、期待してる?






昨日…

最低だとか思ったのに…



期待してる。




昨日のように、
彼が声を掛けてくれることを…





バスは私を乗せて走り出す




バスの中には、
いつもとそんなに変わらない人達が乗ってる。


なのに、今日は何故か目でダレかを探してしまうの…

いないの分かってるのに…

居ても…もう私には関係ないのに。


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