運命の、その場所で


ミナに心配されないように、必死に笑顔をつくる。


「あ、一時間目体育だ。」

「え?あ…忘れた。」

「えー?本当大丈夫??」

心配した顔してるけど、ちょっと笑ってるミナ。

「大丈夫だって!ちょっと体操服借りてくる。」

そう言って立ち上がり、一歩足を踏み出す。



クラッ…





あれ?


なんか…目の前が…回って…


アレ?




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