運命の、その場所で



ビック!
として声のする方へ
顔を向けるとミナが
また心配した顔で私を見てる。



「なに?」


「ミナ…大丈夫?顔が死んでるよ?」


「え?そんな事ないよ…」


少し笑ってミナを見ると、
ミナはポケットから紙を取り出した。



「はい。」


その紙を私に差し出す。


「え?何これ?」


ミナは少し言いにくそうに唇を噛んでる。


私は無言でその紙を受け取って、開けてみた。



『nachi-shine77@…
090-564*-****』



アドレスと…携帯番号?



「何?これ…」

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