運命の、その場所で

「ハハハ。
あーおかしいー。
お前、面白いな。」

目にはちょっと涙が浮かんでる。



どれだけ笑ってんのよ…



「お、面白いとかじゃなくて…」

「なくて?」
ニヤニヤしてる彼。

「か、帰ります。」

急いで保健室の扉に向かおうとすると、また体がフラつく。





―ドサッ


「おっと…。」


私は彼の腕の中で包まれてた。
この香水…朝も、私を後から襲った匂いだ。


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