スノーマン*☆セレナーデ
「何だ、星野……
って順?!」
次の瞬間、驚きに見開かれた月人君の瞳。
――驚いてるだけ?
それとも……、怒ってる?
「本木君、可愛い彼女、ほっといちゃ駄目じゃない。
それに、携帯、電池切れよ」
「えっ、マジか?!」
いやはや、本当に電池切れだったらしい。
「兎に角、そんなとこじゃ話も出来ないじゃない。
見世物になりたくなかったら、早く出てらっしゃいよ」
真輝さんの口調は静かだけれど、何処か威圧的で。
「悪りぃ、直ぐ行く」
月人君には効果てき面だった。