スノーマン*☆セレナーデ
「順?」
「は、はいっ!!」
肩に伸ばされた手に、怯えるように身を縮ませた。
「お前なぁ……」
「は、はいっ!!」
「ちょっと落ち着け、冷静になれ。
だいたいなぁ、俺が本気になったら、お前がどんなにあがこうが片手で捻じ伏せるくらいの体力差があることくらいわかるだろ?
ラガーマンを舐めんなよ」
「は、はいっ!!」
「その場合、こんな狭い、時間制限一杯の不利な場所を選ぶと思うか?
ってか、俺が無理やり、順の嫌がることするとか思ってるわけ?
マジ、心外なんですけど」